加齢臭と暮らしの変容
加齢臭が「イヤな臭い」として認識されるようになったのは、近年になってからのことだと言われています。
近年に多い核家族という家族構成が理由のひとつに挙げられるのだとか。
加齢臭は中年期から発生しだす臭いなので、当然お年寄りにもあります。
そのため、皆さんのおじいちゃんおばあちゃんにも加齢臭があってもおかしくはないのです。
一昔前は、家族構成といえば、子供たち、両親、祖父母、場合によっては曽祖父母も・・・という3~4世代からなる拡大家族が一般的でした。
子供は毎日おじいちゃんおばあちゃんと一緒に暮らしているため、加齢臭というもの気付かないうちから当たり前のように身近にあったのです。
そのため、成長しても加齢臭はさほど気になる臭いではなかったのです。
今でも、子供のころから祖父母と一緒に暮らしていたり、もしくは幼い頃に毎週祖父母に会いに行っていた人などは、加齢臭はあまり気にならないようです。
データによると、3、4歳までの間にお年寄りとよく接していると、成長しても気にならなくなるようですね。
近年になって加齢臭が気になりだしたのは、現代人の食生活の変化や健康・精神状態の乱れもありますが、こういった暮らしの変化にもあるのでしょう。
また、潔癖なまでに清潔さが叫ばれている時代ですので、僅かな臭いにさえ敏感になってしまっているのかもしれません。
確かに、加齢臭は体調の乱れを表す警告でもありますので、そういった場合は生活習慣を整えるよう心がけなくてはなりませんし、不潔が原因で加齢臭を臭わせているのは感心できません。
しかし、年齢を経るごとに自然に出てくる臭いを気にし過ぎては、逆にストレスとなってしまう可能性もあります。
清潔にさえしているのなら、あとはおじいちゃんおばあちゃんの匂いとして、あまり嫌がらずに受け入れてあげたいものですね。